子どもの矯正治療(早めに噛み合わせチェックを受けましょう)

歯並びを整えることは、コンプレックスのない晴れやかな笑顔と、全身の健康につながります。

あごの大きさをコントロールして大切な噛み合わせの基礎作りができるのは、成長期ならでは。脳への血流をはじめ、全身への影響も大きいと言われていますので、早めに受診することをおすすめします。

*患者様の状態によって変わりますがお子様の場合には、成長発育が落ち着くまでの期間が必要です。その後の永久歯の矯正治療は一般的に2年半から3年程度の治療期間、治療回数は30〜36回程度になります。

子どもの矯正治療について

子どもの矯正治療について

お受験を考える時期に一度いらしていただくのがベストです。

3歳~5歳で一度検査を受けることを当院ではおすすめしています。この時期に受診しておくことで、予防矯正やあごの成長誘導により将来抜歯をしなくても綺麗な歯並びにできる可能性が高まります。

  • 歯科検診や近所の歯科医院で指導をうけた。
  • うけ口、出歯、乳歯がでこぼこしている。開口。
  • いつも口を開けている。
  • 舌をいつも動かしている。
  • 指しゃぶりがやめられない。
  • 発音がおかしい。 etc...

  • 小児下顎前突
  • 小児上顎前突
  • 小児開咬

1期治療 小学生までの矯正

あごの成長誘導をメインに、保護者の方と共にブラッシング指導や舌のトレーニングを受けていただくことで、受け口やデコボコに歯が生えることを予防します。これにより歯のスペース確保ができますので、2期治療(成人と同じマルチブラケット矯正等)が必要になった場合にも、より美しく、より負担を減らす治療につなげることができます。

取り外し式の装置を使ってあごの成長を調整し、臼歯を奥に移動するなどで2期治療における外科矯正や抜歯をできるだけ回避させます。必ずしも、非抜歯・外科矯正回避ができる訳ではありませんが、この1期治療のみで経過観察し、2期治療の必要がないケースもあります。

2期治療 中学生・高校生の矯正

生えそろった永久歯を動かす成人矯正と同じメニューです。まだ多少あごの成長をコントロールできる場合もあります。

なぜ歯並びを良くする必要があるの?

噛み合わせが悪いと、お身体全体に悪影響を与えます。また、受け口や出っ歯などはコンプレックスなど心の成長に影を落としてしまったり、発音障害につながったりするケースもあります。前歯や奥歯が噛み合っていない場合には、食物を噛み砕き、消化しやすい状態にする咀嚼能力や発音に影響を与える可能性があります。また、こうした不正咬合では、鼻で呼吸せず口呼吸を習慣的に行っていることがありますが、口呼吸は健康上のさまざまなリスクがあります。当院の矯正治療では、歯並びを整えると共に、こうした癖を治します。

小児矯正歯科治療のメリット

小児矯正歯科治療のメリット

あごの骨の成長をコントロールしながら、無理なく美しい歯並びへ

永久歯が正しい位置に生えることができるようあごの成長をコントロールできるのは、成長期のお子様だけです。この時期に矯正治療を受けておくことで、装置を使った矯正治療を最小限に抑えることができます。抜歯や手術の可能性が減りますし、早い時期にコンプレックスを解消しておくことができます。

留学や海外でのお仕事など、お子様の将来のために

留学や海外でのお仕事など、お子様の将来のために

世界的に見て「美しい歯並び」は失うことのないステイタスの証であり、教育水準の高さの判断基準になっています。留学や就職など、お子様が自分で人生を切り開くスタートラインに立った時、整った歯並びは可能性や選択肢を大きく広げてくれます。

お受験前にご相談される方も増えています

お受験前にご相談される方も増えています

質の高い教育を行っている私立校では特に、多くのお子様が矯正治療を受けています。そうした環境に入って戸惑わないために、早めにご相談に来られる保護者の方も増えてきています。不正咬合の場合、指しゃぶりなどの悪い習慣から引き起こされているケースもあります。こうした癖の除去やお口の周りの筋肉と舌のトレーニングを行う筋機能療法などについてご説明しています。

子どもの反対咬合(はんたいこうごう)

反対の噛み合せを放置すると、将来あごを切る手術をしないと治らなくなることもあります。
受け口は反対咬合、下顎前突(かがくぜんとつ)とも言われます。
歯の傾きが原因で受け口になる場合と、骨格的な問題(下あごが大きい)で受け口になる場合があります。
噛みにくくなるだけでなく、受け口特有の顔立ちや発音障害(サ行、タ行)などの問題もあります。

子どもの受け口(反対咬合・下顎前突)の歯列矯正治療に関する基本的な考え方

受け口はなるべく早く矯正治療する、というのが基本的な考え方です。
上あごの成長発育は小学校低学年~中学年(7, 8, 9才)にピークを迎え、その後、思春期に下あごの成長発育のピークが訪れます。
受け口というのは、上あごの前歯が下あごの前歯の内側にありますから、受け口という状態そのものが上あごの発育を阻害する要因になります。
このため、上あごの成長発育のピークである小学校低学年以前に矯正治療するのが望ましいのです。

小児上顎前突

一般的に出っ歯は受け口ほどには矯正治療を急ぐ必要はありませんが、
それでも小学校3年生位には一度矯正の専門の先生に診てもらったほうが良いでしょう。

治療を行うメリット

  • 将来的に抜歯をせずに矯正治療できる可能性が高まる。
  • 骨格的な改善が見込める。
  • 成人になってから矯正治療するよりも口元の突出感をより良く改善できる。

小児開咬

上の前歯が下の前歯が噛み合わず隙間がある状態です。前歯でものを噛み切ることができません。

原因は指しゃぶりなどの悪い習慣から引き起こされている場合と骨格的な問題が原因である場合の二つに分けられます。
舌の位置が悪かったり、舌が上に持ち上がらないため上あごの幅が小さいことなどが特長としてあげられます。
同時に口で呼吸することが多く、鼻に病気があることも多く認められます。

子どもの頃の治療としては、舌を突き出したり、指しゃぶりなどの癖があれば、まずそれらの除去から始まります。
また、同時に筋機能療法といってお口の周りの筋肉と舌のトレーニングを行います。
これらを行うことで良い方向へあごの成長を促します

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